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和歌山県の廃車手続き|名簿に事業所が1件も載らない7町村のこと

和歌山県
スクラップヤードに並ぶ廃車のイメージ
写真は廃車のイメージで、本文で紹介している事業者とは関係ありません。イメージ写真:K / Pexels

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和歌山県は9市20町1村の30市町村で構成され、人口は889,455人、世帯数は443,135世帯です(総務省 住民基本台帳、令和8年1月1日現在)。30市町村のうち21が町村で、紀伊山地と海岸線に集落が分かれています。ここでは県全体の事情を整理し、市町村ごとの事業所数は各ページにまとめました。

引取業195件。7つの町村には1件も載っていない

自動車リサイクル法では、使用済みの車は登録・許可を受けた事業者を通して処理することになっています。和歌山県が公表している名簿によると、県内の登録・許可は引取業が195件、フロン類回収業が74件、解体業が30件、破砕業が8件です(和歌山県「自動車リサイクル法 登録・許可事業者名簿」令和8年3月27日現在)。名簿は事業所(営業所)ごとに1行なので、これは事業所単位の件数です。

注目すべきは分布のほうです。名簿の対象となる29市町村のうち、事業所が1件でも載っているのは22市町村。残りの7町村には引取業も解体業も載っていません。県の名簿を見るかぎり、その町村には廃車を持ち込める登録事業所がないということです。

この場合でも手続きが止まるわけではありません。隣接する市町村の引取業者に来てもらうか、全国対応の廃車買取サービスに引き取りを頼む形になります。ただし山間部では引き取りに来られる範囲が限られるので、動かない車の場合はレッカー費用の扱いを先に確認しておくべきです。「引取無料」と書かれていても、レッカーが別料金のことがあります。

もっとも件数が多いのは田辺市の32件、次いで有田川町の24件です。有田川町は人口24,656人で、人口1万人あたりに直すと9.7件。県内の中央値3.0件の3倍以上で、町としては厚みがあります。

なお、県庁所在地の和歌山市はこの名簿の対象外です。和歌山市は中核市として自前で登録・許可を所管しているため、県の名簿には市内の事業者が載りません。人口349,646人と県人口の39%を占める市なので、和歌山市内で探す場合は市の情報をご確認ください。

4月に廃車したときだけ、差額の納付書が届く

年度の途中で抹消登録をすると、自動車税種別割は月割で精算されます。和歌山県は「4月から廃車した月までの月割額で自動車税が課税されますので、原則、納期限までに納付していただいた後に、還付されることになります」と説明しています(和歌山県 税務課)。

例外がひとつあります。県は「ただし、4月中に廃車した場合に限り、5月下旬に差額分の納付書をお送りしますので、納付書により納期限までに納付してください」としています。4月中に手続きが終われば1年分を立て替えずに済むということです。5月以降の廃車では、いったん納めてから戻ってくる形になります。

還付の受け取りは特別な手続きが要りません。県によると「還付は、通常、特別な手続きなしに、納税者の方へ『公金送金通知書』が郵送される」ので、通知書に記載された金融機関で現金を受け取ります。

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「税金分も上乗せ」と言われたら

買取業者から「自動車税の還付分も含めて買い取ります」と言われることがあります。これは還付金を受け取る権利を業者に譲る取引で、県も制度として説明しています。「自動車を抹消登録した場合、1年分納税してある自動車税は月割りで還付されますが、『自動車税過誤納金還付請求権譲渡通知書』を提出することによって、還付金を受け取る権利を第三者に譲ることができます」(和歌山県 税務課)。

注意点も県が明示しています。「過誤納金還付請求権譲渡通知書を提出した場合であっても、納税者(譲渡人)に未納の徴収金がある場合は、当該未納の徴収金に充当されるため、譲受人に還付されない場合や充当後の残額が譲受人に還付される場合があります」。未納の県税があると業者に渡る額が減るので、譲渡を前提に価格が組まれているなら先に確認しておくのが安全です。

軽自動車には月割がない

普通車と違い、軽自動車税種別割には月割の制度がありません。4月1日時点の所有者に1年分が課され、年度の途中で手放しても戻らない扱いです。申告先は市町村なので、お住まいの市町村の窓口をご確認ください。年度替わりをまたぐかどうかで負担が変わるため、手放すと決めているなら3月中に手続きを終えられるかが分かれ目になります。

まとめ

和歌山県では、①名簿に事業所が載らない町村が7つあり、レッカー費用の扱いを先に聞く必要があること、②和歌山市は県の名簿の対象外であること、③4月中の廃車なら1年分を立て替えずに済むこと、④還付請求権を譲る場合は未納の県税に充当されうること、を押さえておけば大きく外しません。市町村ごとの事業所数は各ページにまとめています。記載は2026年8月時点の和歌山県および総務省の公表資料にもとづきます。手続きの前に最新の情報をご確認ください。

契約内容に不安があるときは、消費者ホットライン「188」で最寄りの消費生活センターに相談できます。

廃車を決める前に買取査定を相談する場合

広告のカーネクストには、廃車買取を相談する窓口があります。故障車や不動車などについても相談できますが、引取場所・車種・状態を伝えたうえで、買値と引取条件、必要書類を確認してください。全国対応の案内には一部離島を除く条件があり、住所ごとの確認が必要です。

WEBからの申込み後に電話で内容を確認し、査定を進める流れです。査定相談と売却契約は別なので、手続きの代行範囲、引取時の条件、キャンセル条件まで理解してから判断します。自治体や運輸支局の手続き案内に代わる公的窓口ではありません。

和歌山県の自動車リサイクル法 登録・許可(事業所単位)

和歌山県「自動車リサイクル法 登録・許可事業者名簿」令和8年3月27日現在より集計。和歌山市は市が別に所管しているため含みません。

データを表で見る
引取業195件
フロン類回収業74件
解体業30件
破砕業8件

名簿に事業所が載っている市町村・載っていない市町村

和歌山県の名簿(令和8年3月27日現在)より集計。和歌山市を除く29市町村の内訳です。

データを表で見る
1件以上載っている22市町村
1件も載っていない7市町村
和歌山県の廃車手続き|名簿に事業所が1件も載らない7町村のことの図解
和歌山県の廃車手続き|名簿に事業所が1件も載らない7町村のことの図解

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